Sunday, 26 July 2015

使い勝手を比較

電子書籍リーダー比較、結局どれを選べばいいの?

ここまでで、私は、日本国内で使用することを前提としては、電子書籍リーダーは3種類ある。と申しました。
今回は、どの電子書籍リーダーを買えばよいのかの判断材料になり得る事柄を比較・紹介します。
お断りしておきますが「これがおすすめ」と言うことは今回については止めておきます。
つまり、ここが長所とか短所とかはやめて、特徴の一部についてご紹介します。つまり、私個人が判断材料としたことだけです。

使い勝手を比較
まず、あらためて電子書籍リーダーには

  • ①SONY電子書籍リーダー
  • ②キンドル
  • ③楽天kobo

の3つあることを確認しておきます。

機種名ではありません。新型、新タイプが登場し、より便利に改良されて、どれにもサブネームが付けられています。
このいずれも、タブレットコンピュータとの最大の違った特徴は、直射日光下でもむしろ鮮明に読めるところです。
キンドルの最新型(2014年初秋現在)はその一つ前のモデルと比較すると、かなり高価です。
その分当たり前ですが、性能も飛躍的にアップしています。ですから他の2機種の最新モデルと比較すると一番高価です。
キンドルのフォーマットは他の2社と異にしています。電子書籍リーダーの先駆けで世界市場最大手です。扱うコンテンツも最大です。
ただし、日本市場に限って言うと微妙です。
SONY「Reader」は、海外では、Koboのストアから書籍を購入する形になっています。電子書籍リーダーから撤退する姿勢が見えます。
読めるフォーマットはKoboとほぼ同じです。撤退姿勢が垣間見える現段階ではこれ以上の情報や比較は意味をなさないと考え、ここまでとします。
楽天Kobo。カナダの電子書籍リーダーのメーカーだった「Kobo」を楽天が買収しました。したがって「楽天Kobo」です。
日本市場に参入したのは、いうまでもなく楽天による事業でした。この時かなり「炎上」しました。現在も批判姿勢の方を見受けます。
一方「非公式wiki」も存在し、メーカー(楽天)意図とは裏腹なKobo愛好家も存在します。
もうすでにお分かりのとおり、私もその一人です。普通に使用するなら数千冊を取り込めます。これはどの電子書籍リーダーでも同様です。
Kobogloまでのモデルは、手を加えれば、この倍可能です。更にその8倍も可能。更にその2倍、つまり32倍まで可能です。
さらに、書籍のフォーマットを自分で変換すれば、例えば「青空文庫」の本であれば約8分の1サイズで格納できます。つまり、50万冊以上格納できます。
カーネルをリナックスで実現しているので、Kobolinuxも存在します。これをインストールすると、あらゆるフォーマットの書籍を読むことが可能です。

Wednesday, 22 July 2015

アプリ

メーカー保障を放棄すればKoboは簡単に改造できる。

前回で、楽天Koboは青空文庫を504冊しか公開していないと申しました。
実際インターネット上の楽天Kobo・アプリで「青空文庫」と検索すと504冊ですが、正確に言うと、不定期で更新されています。
無料の本ですからサポート体制はそれなりです。
たとえば、このサイトだけで青空文庫を導入しても、更新の日付がありませんから、どの本が新規に楽天Kobo仕様に新しく更新され、
削除されたかを知ることはできません。常時504作品ありはするけれどもその時の504冊と以前の504冊は違っているということです。
ここで、私は、楽天Koboを責めているわけではありません。限定的ではありますが、青空文庫所蔵の作品を読むことはできるということです。
電子書籍リーダーはそれぞれ専用のサイトを運営し、そこからの入手でないと保障外となります。
つまり、最寄りサイト外の「しくみ」を利用すれば、書籍を導入できます。
マニアの間では「自炊」と呼んでいる「自分で本を作る。」と言う行為があります。
自分で書籍を電子データに変換し、何某かの媒体に保存することです。
ちなみに、楽天Kobo対象の「非公式wiki」が存在します。ここから知恵を拝借し、自分のKoboをカスタマイズできます。
青空文庫の99%以上の書籍をKoboで読む手段も紹介されています。
かねがね、私が気になる言葉で「自己責任でどうぞ。」と言う一文を見かけます。
私は、インターネットでは極力この言葉を使用しないことにしています。

05-kobo
「方法(購入手段、作成方法、取引場所等)は教えますが、どうなろうと自分の責任で勝手に実行してね。」と同じ意味です。
犯罪、人命人身に及ぶことでないなら、わざわざ使用する言葉ではありません。電子書籍リーダーは購入した直後から自分の物です。
これを改造したからと言って、人命人身に危害を及ぼすようなことはあり得ません。書くなら「メーカーの保障を放棄するお覚悟の上でどうぞ。」で十分です。
ということで、私は、この有志の皆様に謝意を持って利用させて頂いております。
楽天Koboの「glo」モデルは、「仕様」には内部ストレージ「2GB」と書いてありますが、日本国内で販売された物は、偽りです。
実装されているのは、「4GB」の大量発注マイクロSDカードに2GBのパーティションを作っているだけです。筐体の蓋を開ければ明らかです。
Linuxでもなんでもかまいませんが、残りの2GBを有効化するのは自分の勝手です。僅かのスキルがあれば誰でも簡単に改造可能です。

Sunday, 19 July 2015

青空文庫アプリ

青空文庫の読み方~縦書きで読めるアプリを使うと便利

青空文庫のサイト名は「青空文庫」です。このサイトを訪問すると、50音順で作者名、作品名から検索できます。
特に読書アプリケーションをインストールしていなくても、このサイトページで直接目的の作品を読む(閲覧)することができます。
「図書カード」という機能があってパソコンに図書館から本を借りてきているよな操作も可能です。
書籍の形式はテキストやHTML(ウェブブラウザで読める形式)、その他エキスパンドブックファイル版、PDF等の形式で提供されますが、
すべての書籍がそれらすべての形式で提供されているわけではありません。しかし、「HTML」形式だけは、全作品に対応しています。
元々、この「青空文庫」はインターネット上に著作権切れ著作を公開することが目的でしたから、「HTML」に対応しているのです。
ご存知の通り、「HTML」は横書きですから、縦書きで読みたい日本人の読書には向きません。
現在、青空文庫にある機能だけでは、縦書きで読むことはできません。
ただ最近では、スマートフォンやタブレットコンピューターの用の無料アプリに青空文庫を縦書きで読む「リーダー」がありますので、
ご自分の気に入った縦書き表示用アプリをインストールされると良いでしょう。アプリは、「IOS」も「android」にもあります。

青空文庫アプリ
私は、前回ご紹介した「電子書籍リーダー」を使用しています。軽くてかさばらないのでいつも持ち歩いています。
これの強みはすでに申し上げたとおり、抜群の燃費です。燃費の良さが読書には大きな強みで、スマートフォンでの読書は当然ながら、
没頭するとバッテリーを失い、電話機能ごと使えなくなる危険がつきまといます。
また、スマートフォン、タブレットコンピューター両者に言えることですが、屋外の明るい場所では著しく読みにくいというのも欠点です。
電子書籍リーダーは読書に特化していますからバッテリー切れの心配はほぼありませんし、何より、日光の真下では、屋内より鮮明に文字が読めます。
電子書籍リーダーの存在理由は、ユーザーにとっては「読書」そのもの以外にはありません。しかし、メーカーは「自社関連出版会社の販路」でもあるのです。
つまり、無料の青空文庫はメーカーにとって歓迎されるコンテンツではないということです。
ですから、それぞれのリーダーで読める形式に変換されている本しか読めないのです。
例えば楽天Koboの場合であればダウンロード版が用意されている青空文庫は504冊です。各メーカーもそれなりの制約があります。
もっとも、読めるコンテンツに加工するという作業が必要ですから、それだけしか用意されていないというメーカーの立場説明はできるでしょう。

Wednesday, 15 July 2015

青空文庫

青空文庫のススメ~著作権の切れた近代小説は無料で読める。

最近販売されている電子書籍リーダーはすべて、その端末から何某かの通信回線を経て最寄りの電子ブックストアから書籍を購入できるようになっています。
このストアからのコンテンツは、保障内操作では互換性保障がありません(SONYとKoboは一部互換がある)。
ですから、このストアの充実度を吟味することもリーダー選びの要素になります。
ここで、微妙な発言をしました。どれも機械ですから、改造は可能です。ただし、当然のことですが、保障外となります。
危険なことは、書籍を購入するのですから、決済行為がその端末で行われること、
経済的個人データとそのユーザーの性癖を知り得るデータが扱われているということです。
通常の使用による事故はメーカーにその責任所在があろうかと考えられますが、改造や、保障外使用による保証は当然ながらありません。
今回ご紹介したい内容は「青空文庫」です。青空文庫とは、インターネット上で日本の法律で保護されている著作権切れの著作を公開しているサイトです。

青空文庫
著作の電子データ化の作業は「青空工作員」と呼ばれる、このサイト運営母体に登録されたボランティアによるものです。
作業は分業配布され逐次行われており、作業中の作品名も公開されていて、計画的です。毎日2、3の作品が新たに公開されています。
つまり、青空文庫に掲載されている全作品は没故者作品と言うことです。著作権の切れる50年の歳月を経なくてはなりません。
ここ数年前、話題になった作家は「太宰治」です。人気作品が多いため急ピッチで作業が進められ、殆ど終わっているようです。
新しい作品は読めませんが、50年前ですから、戦後20年以前の作家著作が対象です。
青空文庫で扱われる著作は日本語の物だけです。外国人作家の作品であれば、翻訳者の著作権切れ作品が対象となります。
したがって、たとえば、カフカの作品なども読むことができます。
青空文庫では古い著作が対象ですから、「記紀」も対象です。「源氏物語」もそうです。
ところが、古い日本語のスキルがなければ到底読めませんから、原文の電子化はありません。与謝野晶子の作品は著作権切れ対象ですから、
女史による現代語訳の源氏物語は青空文庫にあります。記紀も同様に、まさかオール漢字(漢字による仮名も含め)を読めるものではありませんので、
古事記のみ現代語訳があります。
現代語訳といっても、旧仮名遣旧漢字使用もあります。「樋口一葉」はかなり手こずりました。
古典現代語訳を含めた明治から著作権の切れた戦後20年までの有名著作は殆どここで読めます。2万弱程あるようです。

次回は、青空文庫の読み方をご紹介します。

電子書籍リーダー

電子書籍リーダーをおすすめする理由。

おすすめしたいデバイスがあります。4、5年前に日本で販売が始まった、電子書籍リーダーです。
見た感じはタブレットコンピューターに似ていますが「読書」に特化した端末です。
最大の特徴は、ずば抜けた燃費です。どの電子書籍リーダーでも一回の充電で数週間持ちます。

電子書籍リーダー

現在国内でコンテンツの問題も考えたとき、3つのメーカーの電子書籍リーダーをおすすめします。

  • ①SONY電子書籍リーダー
  • ②キンドル
  • ③楽天kobo

です。本は、それぞれ、専用電子書店から購入します。無料の本も読むことができます。

それぞれの端末に共通していることを紹介します。
ディスプレイは目が疲れにくい「電子インク」が使用されています。
ディスプレイ画面が光るのではなく、紙の様に光を反射することにより文字が読めます。
電子書籍リーダーが出始めた頃は、暗がりでは読めませんでした。照明が必要だったので、正に紙の本と同様でした。
最近の電子書籍リーダーは大抵、リーディングライトが内蔵されています。しかし、外面が光るわけではありません。
「フロントライト方式」で、反射により文字を読むことに変わりはありません。
電子インクの特徴は、表示していること自体にはエネルギーを消費しません。
その証拠に、私が使用していた古いタイプの電子書籍リーダーから電池を抜き去ってガラクタの中に入れたままですが、最後に読んだページが残ったままです。
電力を使うのは、ページめくり、つまり表示の書き換え時に電力が消費されます。
その他、タッチパネルへのアクセス時、内部プロセッサーの動作、記憶装置へのアクセスなどのみ電力が使われるのです。
その他、ユーザーが必要としたときに電力が使用されるものとして、リーディングライトの点灯、wifi使用時です。
他の特徴として、何より軽量であることが挙げられます。どの電子書籍リーダーも200グラムを大幅に下回っています。
文庫本1冊より軽いのです。メーカーの指示通り普通に使用するならそこに数千冊の本が入ります。
辞書も付いていて、読書中に文章内の単語を調べたりできます。数週間の出張なら、充電なしで大丈夫なのでおすすめです。
そうきけば、文庫本一冊持って歩くより、遥かにいいと思いませんか?
電子書籍リーダーは、海外ではもっと前からありました。ウェブページの様に横書きに対応しておればよかったので普及するのが早かったのです。
日本独特の書き方は世界ではかなり異質です。「縦書き」「ふりがな」これが普及の足を引っ張ったのです(少なくともメーカーはそう考えた)。
この解決を見て日本での電子書籍リーダーの販売が始まりました。したがって、コンテンツ数はまだ海外とは比較にならないほど乏しいことも否めません。
が、現在は、かなり充実しています。だからこそ、今ようやくおすすめできるのです。

読書家の本棚

「読書家」は何冊読んだら「読書家」と言えるのか?

本を読むというのは結構骨の折れる作業です。最近ではついに電子書籍が市民権を得始めていますが、
本の販売部数は右肩下がり、休刊する雑誌や倒産する出版社のニュースもよく見かけます。

人は、人生で何冊の方を読むことができるかご存知ですか? 「速読術」とかを聞いたことはありますが、一般的ではありません。
私の読む速度が普通だとして、ページ数にもよりますので、一概には言えないですが、例えば、あの大ヒットした村上春樹さんの「1Q84」1巻で換算すると……
計算してみましょう。あの本は、一気に読んでしまったので、あれだと没頭して一日1冊。
10歳から読むとして70年間で約25000冊です。没頭するとして25000冊ですから、
人生すべてを読書に耽溺するわけにはいきませんから。まあ読書家の部類で、読めてその10%と見ました。
そんなものでしょう。つまり一生に何冊読めるかというと、おそらく2500冊程度。これを越えると、人としての正常な営みは行えません。
読書家の本棚

何が言いたいかと言うと、たった2500冊しか読めないのですから、人の(他人の)読書について、
邪魔なお節介は止めてほしいということを強く言いたいのです。冒頭のこの記事で書こうと思った、「文科省」の政策について、
強い疑念がありますが、最後にしたいと思います。
私は、55歳になりますが、どちらかと言うと読書家の部類です。おそらく5000冊以上は読んでいると思っています。
そこで、常々思うことですが、私が本を読むことと、「日本人のが読書離れが蔓延している。何とかせねば。」という問題は無関係だ。と言いたいのです。
小学生の頃、嫌な思い出があります。「課題図書」なる物を夏休みに強制的に読ませられて、宿題に「読書感想文」と言うのが定番でした。
嫌でたまらなかったです。理由は単純で、本一冊読む手間を、時間を勝手に奪わないでほしい。と言うことでした。
しかも読みたくもない本。読みたい本があるというのに、何たる無駄な仕打ちかと幼心に感じたものです。
どこかのカルト集団みたいに、「本を読め」「何冊読め」そればかり。「読まねばならん。」思考破壊の拷問か虐待に等しいです。
そもそも、読書するか否かは個人の自由です。まして、無理強いしてこれを読め。何冊読め。あってはならない愚行です。
どこかの宗教団体が「これを読め」と寸分たがわぬ同じことを教育者がやっているのです。
現代でもまだやっています。検索エンジンに「読書離れの現状」で検索すると、
一番が「文科省」2番が文科省のページの「第2 国語力を身に付けるための読書活動の在り方」です。
一冊の著作を読むいうことは、その人は日常生活からそのための一日を作るんです。軽々に本を読め、何冊読め、と言うのは止めて頂きたいものです。
読書は娯楽です。本は楽しむためにあるのが正常な文化です。読書家は勉強家ではありません。
娯楽に興じ過ぎなだけなのです。逆に「読書」ができること自体が余裕があって豊かな証拠です。
自ら読みたい気分になりたいものです。

次回から「読書を楽しみませんか。」というお誘いとして、「電子書籍リーダー」を紹介します。